通常は、関係者以外は、中に入ることが許されてない長谷寺の大講堂。
国宝級の貴重な文化財が中で管理されているので、不特定多数の参拝者が訪問することで、文化財の「劣化」や「事故による損傷」を防ぐために、一般人の入場は、固く禁止されているのです。
ところが、一年に一度、私たち一般人であっても長谷寺の大講堂への入場が許される時期があります。
その時期が、「長谷寺の大講堂特別公開」と言われてます。
毎年、3月から6月の時期に特別公開がスケジュールされています。
私が訪問した時期は、7月。
とっくに特別公開は終了しているはずだったのですが・・・
なんと、とてもラッキーなことに2021年は、特別に大講堂特別公開期限が、7月25日まで延長されていたのです。
「もしかして、これは、目に見えない不思議な大きな力が私を導いたのかもしれない・・・」
という直感を信じて、いざ大講堂の中へ。
ワクワクしながら大講堂の中へ足を踏み入れると、天井には本物の駕籠が吊るしてあって、ちょっとびっくり。
そして、赤絨毯がひかれたエリアに入ると、普段は、一般人が決して見ることができない貴重な「絵解きの巻物」が私たちお出迎えしてくれました。
この「絵解きの巻物」には、聖武天皇の時代に東大寺創建の立役者として活躍した「行基」高僧が、長谷寺に関わる物語が生き生きと描かれてます。
邪気を寄せ付けない「厳格な雰囲気」漂う大講堂の中で、当時の民衆の絶大なる支持を得ていた「行基」高僧の活躍を「絵解きの巻物」を通じて知ることができたのは、とても幸せなことです。
ぜひ、皆さんも一度、足を運んでみてくださいね。
長谷寺では、「大講堂特別公開」はもちろん、様々な行事を「美しい写真」とともにインスタグラムで公開しています。
https://www.instagram.com/hase_dera/
私のような古都巡りが趣味の者にとって、このような心遣いは、とても嬉しいものです。
訪問前に、是非チェックしてください。
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